Xperiaシリーズを徹底比較!歴代モデルと最新機種のおすすめ5選

「Xperiaに買い替えたいけど、機種がたくさんあって迷う……」

「自分にぴったりのXperiaシリーズって、どれ?」

そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

確かに、Xperiaは複数のシリーズによる幅広いラインナップモデルが展開されていますので、自分にとってどの機種が一番いいのか、迷ってしまいますよね。

そこで、この記事ではXperiaシリーズの歴代モデルを振り返りつつ、最新の機種から選りすぐった5つのおすすめモデルについて、詳しく解説します。

歴代Xperiaシリーズの比較

ソニーが製造するXperiaは、Android OSを搭載したスマートフォンです。

ブランド名は、英語で体験を意味する「Experience」と、ラテン語の接尾辞「ia」(場所)を組み合わせて命名されており、「さまざまな体験を生み出す場所」という意味が込められています。

まずは、2010年に発売開始された国内初モデルから、歴代のXperiaを振り返りながら、その機能を比較してみましょう。

2010

・Xperia X10

国内初モデル、Android OS採用。

2011

・Xperia arc

PlayStation Suiteを初搭載。

・Xperia PLAY

ゲームコントローラー搭載。

・Xperia acro

・Xperia mini

・Xperia ray

2012

・Xperia NX

WALKMAN、NFCを初搭載。

・Xperia acro HD

ワンセグ、FeliCaを初搭載。

・Xperia GX

・Xperia SX

・Xperia AX

PlayStation Mobileを初搭載。

・Xperia VL

緊急速報メールに対応。

2013

・Xperia Z

赤外線通信、microSDXCを初搭載。

・Xperia A

NOTTVを初搭載。

・Xperia feat. HATSUNE MIKU

初音ミクとのコラボモデル、Xperia Aベース。

・Xperia UL

・Xperia Z Ultra

フルセグ、FMラジオを初搭載。

・Xperia Z1

Gレンズを初搭載。

・Xperia Z1 f

2014

・Xperia Z Ultra

・Xperia Z2

4K動画撮影、ステレオスピーカー、ハイレゾ音源再生を初搭載。

・Xperia ZL2

・Xperia A2

・Xperia Z3

PS4リモートプレイを初搭載。

・Xperia Z3 Compact

2015

・Xperia J1 Compact

Xperia国内初のSIMロックフリー端末。

・Xperia J1 Compact − METAL GEAR SOLID V : THE PHANTOM PAIN Edition

メタルギアソリッドVファントムペインとのコラボモデル。

・Xperia Z4

・Xperia A4

・Xperia Z5

指紋センサー、ハイブリッドAFを初搭載。

・Xperia Z5 Compact

・Xperia Z5 Premium

2016

・Xperia X Performance

・Xperia X Compact

先読みAF、レーザーAF、5軸手ブレ補正を初搭載。

・Xperia XZ

RGBC-IRセンサーを初搭載。

2017

・Xperia XZ Premium

スーパースローモーション撮影、HDR動画再生を初搭載。

・Xperia XZs

・Xperia XZ1

3Dクリエイター、マイナンバーカード読み取り機能を初搭載。

・Xperia XZ1 Compact

2018

・Xperia XZ2

Ambient Flowデザイン。イヤホンジャック廃止。Qi、ダイナミックバイブレーションを初搭載。

・Xperia XZ2 Compact

・Xperia XZ2 Premium

デュアルカメラを初搭載。

・Xperia XZ3

有機ELディスプレイ、サイドセンスを初搭載。

2019

・Xperia 1

トリプルレンズカメラ、ゲームエンハンサーを初搭載。

・Xperia 1 Professional Edition

・Xperia Ace ★

・Xperia 5

瞳AFを初搭載。

・Xperia 8 ★

・Xperia 8 Lite ★

2020

・Xperia 1 II

Xperia初の5G対応、ZEISSレンズ、疑似90Hz画面駆動を初搭載。

・Xperia 10 II ★

・Xperia 5 II ★

120Hzディスプレイ、240Hz高速タッチ検出、Googleアシスタントボタンを初搭載。

・Xperia PRO ★

映像制作などのプロ向けモデル。ショートカットキー、HDMI入力端子を初搭載。

2021年(11月現在)

・Xperia Ace II ★

・Xperia 10 III ★

・Xperia 10 III Lite ★

・Xperia 1 III ★

4K 120Hz HDR対応ディスプレイ、可変式望遠レンズを世界初搭載。

・Xperia 5 III ★

・Xperia PRO-I ★

★:2021年10月現在、公式サイトに掲載されている現行モデル

Xperiaシリーズは、最新モデルの購入を!

以上、今までに国内で販売された、Xperiaの全モデルを見てきました。

登場初期は、人気ゲーム機「PlayStation」のタイトルがプレイできるという点で、独自性を出していました。

しかし近年では、デジタル一眼カメラ「αシリーズ」の技術を受け継いだカメラ機能に加え、映画をジャストフィットで再生できる画面比率「21:9」の縦長ディスプレイを採用。

そして、片手で操作しやすく2つのアプリを上下で表示できるなど、利便性においても独自性を打ち出しています。

また、有機ELを採用したディスプレイには、いわゆる「ノッチ」が存在しませんので、ソニーが得意とする映像コンテンツをきれいに再生できますよ。

今、Xperiaシリーズを購入されるのであれば、「Xperia Ace」以降の現行モデルがおすすめです。

スマホの性能は、年を追うごとにどんどん向上していますので、型落ちモデルを選んでしまうと、あとで不満が出てきてしまい、後悔することになります。

余程のことがない限り、最新モデルを購入しましょう。

【2021年10月】おすすめのXperiaモデル5選

ここからは、Xperiaシリーズの中より2021年10月時点でのおすすめモデルを5つ紹介しましょう。

「Xperia 1 III」とにかく高性能なXperiaが欲しい方

●6.5インチ  ●188g  ●Snapdragon 888  ●3カメラ  ●154,440円(税込/ドコモ)

「Xperia 1 III」は2021年10月現在、Xperiaシリーズにおける最新フラッグシップモデルです。

特徴は、最新のCPU「Snapdragon 888」による、圧倒的な処理能力でしょう。

また、共に世界初となる「可変式望遠レンズ」および「4K 120Hz HDRディスプレイ」を搭載。

望遠レンズでは、内部に2ステップのズーム機構を持っており、最大4.4倍の光学ズームが可能です。

実質4カメラであり、カメラ性能にこだわる方は、当モデルを選んで間違いはありません。

また、1秒間に120回書き換わるディスプレイは、画面のスクロール時や動画再生などで、驚くほどなめらかに表示されますよ。

高価格がネックですが、とにかく高性能なXperiaが欲しいという方に、おすすめのモデルです。

「Xperia 5 III」コンパクトな高性能モデルが欲しい方

●6.1インチ  ●168g  ●Snapdragon 888  ●3カメラ  ●113,256円(税込/ドコモ)

「Xperia 5 III」は片手で持ちやすい、コンパクトなハイエンドモデル。

2021年9月に発表されたばかりで、当記事の中ではこの機種のみ、同年11月中旬から出荷が開始される端末です。

最上位モデルである「Xperia 1 III」の性能はそのままに、ディスプレイが6.1インチにサイズダウンされてコンパクトな仕上がりになっています。

また、望遠レンズも、最上位モデルと同様にペリスコープ型ズームレンズが搭載され、プロ顔負けの写真を撮影できます。

唯一、画面上下に搭載されたスピーカーの性能のみ「Xperia 1 III」と比べてやや劣りますが、それでも現行機種の中ではトップクラスです。

手の小さな方でも楽に操作できますので、高性能でコンパクトな端末が欲しい方におすすめの機種でしょう。

「Xperia 10 III」コストパフォーマンス重視の方に

●6.0インチ  ●169g  ●Snapdragon 690  ●3カメラ  ●51,480円(税込/ドコモ)

「Xperia 10 III」は、シリーズのミドルレンジに位置するモデルです。

5Gに対応しており、6.0インチ有機ELディスプレイ、トリプルカメラ、FeliCa、指紋認証など、一通りの機能を備えた上で、購入しやすい価格が設定されています。

ワイヤレス充電に対応していないところが、唯一のデメリットでしょう。

2021年8月には、スペックがほぼ同等の「Xperia 10 III Lite」が発売され、楽天モバイルなどの格安SIM業者が取り扱っています。

必要十分な機能がそろっており、コスパを重視される方におすすめのモデルです。

「Xperia 8 Lite」手軽に映像作品を楽しみたい方

●6.0インチ  ●170g  ●Snapdragon 630  ●2カメラ  ●35,640円(税込/UQ mobile)

「Xperia 8 Lite」は、格安SIM業者を中心に販売されているミドルレンジモデル。

しかし、中身は2018年の Xperia 8とほぼ一緒ですので、今ではやや低スペックの機種に位置づけられます。

縦長ディスプレイですが端末の幅は69mmに抑えられており、片手で楽に操作が可能。

デュアルレンズカメラを備え、FeliCaや指紋認証にも対応しています。

Xperiaシリーズとしては珍しくシャッターキーが無く、赤外線やワイヤレス充電にも非対応なのがネックです。

21:9ワイドディスプレイを搭載したXperiaスマホとしては、現在もっとも安価なため、手軽に映像作品を楽しみたい方にはおすすめのモデルです。

「Xperia Ace II」安価でXperiaを手に入れたい方

●5.5インチ  ●159g  ●Helio P35  ●1カメラ  ●22,000円(税込/ドコモ)

「Xperia Ace II」は、低価格で購入可能なシリーズ入門機です。

5.5インチディスプレイを備えており、片手で楽に操作が可能なサイズとなります。

Xperiaは縦長の画面を採用するシリーズですが、当モデルのみ「18.7:9」と、やや一般的なスマホの画面比率です。

注意すべき点は、前モデルの「Xperia Ace」から性能がダウンしていること。

前モデルは「Snapdragon 630」が搭載されたミッドレンジモデルでしたが、当モデルは処理能力が低い「Helio P35」ですので、前モデルから買い替えても快適にはなりません。

初めてスマホを買われる方、とにかく安価でXperiaを入手されたい方におすすめです。

まとめ

以上、Xperiaシリーズの歴代モデルを振り返りつつ、最新の機種から選りすぐった5つのおすすめモデルについて、詳しく解説しました。

近年のXperiaシリーズは、モデルごとに価格と性能差がはっきりと出ているため、選びやすい傾向となっています。

ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりのXperiaを選んでくださいね。