「格安SIMに乗り換えようか迷っている…」
「格安SIMはメリットが多くあると聞くけど、重大なデメリットもあるのでは?」
そんな悩みを抱えてはいませんか。
確かに、格安SIMは毎月の通信料金が安くなると人気で、目にする機会が増えていますので、どんなメリットやデメリットがあるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、格安SIMのメリットやデメリットとその解決策、そして格安SIMを選ぶポイントについて、詳しく解説します。
格安SIMのメリット
格安SIMとは、ドコモやau、ソフトバンクなどの大手携帯電話会社から通信回線を借り受けて提供される、格安な携帯サービスを指します。
まずは、格安SIMのメリットについて見ていきましょう。
月々の料金が安い
格安SIMは「格安」と名前が付いている通り、一番のメリットは月々の利用料金が安いことです。
大手の携帯電話会社で契約されている方は、月に6,000~7,000円ほどの料金を支払っています。
携帯電話を分割で支払っている場合はその分も加算され、10,000円以上となるケースもあるでしょう。
一方の格安SIMは、月々1,000円台からの利用が可能です。
携帯電話は自分で別に用意する必要がありますが、格安SIMの中には、複数の機種を用意している事業者も存在します。
料金体系がシンプルで分かりやすい
格安SIMは、料金体系がシンプルで分かりやすいという特徴があります。
大手の携帯電話会社の料金体系は、数々のオプションや割引制度が用意されていることで、たいへん分かりにくくなってしまっています。
最近は総務省の指導もあって、幾分シンプルになりつつあるものの、それでも具体的にシミュレーションしてみないと実際に払う費用は分かりません。
結局、お得なのか損しているのか、把握していないまま使っている方も多いでしょう。
それに対して、格安SIMは一目で理解できる料金体系を採っています。
最初に「音声通話対応プラン」か「データ専用プラン」を選んだ後、月に使用するデータ量を決めるだけと非常にシンプル。
最初にプランを決定したら、月々の基本料金は「○千円」と固定されるため、そこに「30秒20円」ほどの通話料を加えるだけで、利用料金が計算できるのです。
シンプルな料金体系なので、自分の利用状況に合ったプランを見つけやすいでしょう。
少ないデータ容量のプランが充実
高速通信規格「5G」の普及を見据えて、大手の携帯電話会社では現在、20~50GBという大容量のプランに力を入れています。
その影響もあってか、総務省の「携帯ポータルサイト」による調査では、実に「42.8%」の方が20GB以上のプランに加入されていることが分かっています。
ところが、同サイトの調査によれば、実際に20GB以上のデータ通信量を使用している人はなんと「11.3%」に過ぎないのです。
また、あまり携帯電話を使わない人やWi-Fiでの通信が多い人は、データ使用量は少なくて済むため、携帯料金も節約したいと思われるでしょう。
格安SIMは3~5GBのプランに人気が集まっており、中には1GBのプランもあるなど、少ない容量のプランが非常に充実しています。
そのため、あまりデータ通信を使わないという人におすすめなのです。
格安SIMのデメリットと解決策
利用料金が安く、料金体系もシンプルで分かりやすいと、金銭面でメリットが多い格安SIMですが、一方でデメリットもあります。
ここからは、格安SIMの主なデメリットを解説します。
データ通信の速度が遅く安定しない
格安SIMは、大手の携帯電話会社から回線を借り受け、設備投資や人件費を浮かせてサービスを運営しています。
そのため、対応エリアについてはドコモやau、ソフトバンクなどと一緒です。
しかし格安SIMは、同時に使用するユーザー数によって、回線が混雑して遅くなることがあります。
特に、多くの人が通信するお昼休みや通勤・通学の時間帯では、通信速度が不安定となってしまうのです。
この通信速度の不安定さは、使い方の工夫で対処できます。
動画やアプリの更新など、多くのデータ通信を必要とするものは自宅や職場のWi-Fi環境下で行い、格安SIMの通信を使う外出時には、メールやテキスト記事を読んだり、Wi-Fiであらかじめダウンロードしていたコンテンツを見たりするなどして、工夫するといいでしょう。
キャリアメールが使えない
大手携帯電話会社のプランを契約すると、キャリアメールが使えます。
キャリアメールとは、以下のようなメールアドレスを指し、これがないと困るという人には、格安SIMはおすすめできません。
1)ドコモ・・・○○@docomo.ne.jp
2)au・・・○○@ezweb.ne.jp
3)ソフトバンク・・・○○@softbank.ne.jp
ただ、iPhoneでは「iCloudメール」、Android端末でも「Gmail」が、それぞれ無料で使用できます。
これらのメールはプッシュで配信されるなどキャリアメールとなんら遜色なく、キャリアメールの代用とすれば特に困ることはありません。
キャリアサービスが受けられない
大手の携帯電話会社では、店舗や電話で手厚いサポートが受けられます。
ところが、格安SIMの場合はチャット受付のみのところが多く、携帯電話網に接続するために必要な「APN接続先の設定」は自分で行う必要があります。
故障やトラブル発生時にも、自分で対処しなくてはなりません。
また、キャリアサービスが受けられないことで、ほとんどのスマホユーザーが利用する「LINE」アプリにおいて年齢認証ができず、ID検索が使えません。
年齢認証は、キャリアサービスを使って行われているため、格安SIMでは対応できないのです。
ただ、現在では実店舗を持つ格安SIMもあり、サポートは強化されつつあります。
また、APN設定はとても簡単で手順書も付いており、作業には5分もかかりません。
故障やトラブルについても、iPhoneならAppleにネットから直接依頼できますし、そちらの方が早いこともあります。
そしてLINEの年齢認証についても、最近では一部の格安SIMが対応し始めていますので、その事業者を選択すれば困ることはなくなるでしょう。
取り扱い機種が少なく選べない
大手の携帯電話会社では、最新機種をはじめ端末のラインナップが豊富です。
一方の格安SIMは、機種があまり用意されておらず、選択肢が限られるという欠点もあります。
その対処法として、今使っている端末をそのまま使うという手があります。
端末にはSIMロックという携帯電話会社のロックがかかっている場合がありますが、あらかじめ解除してもらえば、格安SIMに切り替えても引き続き使用できるのです。
あるいは、SIMフリーの端末を自分で用意したり、iPhoneであればApple Storeで入手したりすることで、格安SIMへの移行は可能です。
格安SIM選びのポイント
格安SIMのメリットとデメリットは分かりましたが、どんな要素を重視すれば自分に合う事業者を見つけられるのでしょうか。
ここからは、格安SIMの事業者を選ぶポイントについて、見ていきましょう。
コスト重視なら
家や職場にはWi-Fiがあるなど、あまりデータ通信を使わない方は、コスト重視をうたっている格安SIMを選択しましょう。
月々の通信料金が安い格安SIMはたくさん存在しますが、ここでは3つを取り上げますので、コスト感をご確認ください。
1)IIJmio・・・使用回線ドコモ・au/月額550円〜(税込み)/月間データ容量2GB〜
2)mineo・・・使用回線ドコモ・au・ソフトバンク/月額880円〜(税込み)/月間データ容量1GB〜
3)LINEMO・・・使用回線ソフトバンク/月額990円〜(税込み)/月間データ容量3GB〜
バランス重視なら「サブブランド」
少々コスト高でも、通信やサービスの品質をそこまで落としたくないという方は、サブブランドという選択肢もあります。
サブブランドとは、大手の携帯電話会社がメインのブランドとは別に、コンセプトや料金体系などが異なるサービスを展開するブランドです。
格安SIMほどの利用料金ではありませんが、メインのブランドよりは安価で、メインブランドの店舗網を生かして、それなりに高品質なサービスを展開していますので、バランス重視の方はこちらを選択しましょう。
サブブランドは現在、2つの事業者があります。
1)UQモバイル・・・auのサブブランド/月額1,628円〜(税込み)/月間データ容量3GB〜
2)Y!mobile・・・ソフトバンクのサブブランド/月額2,178円〜(税込み)/月間データ容量3GB〜
まとめ
格安SIMは、大手の携帯電話会社から回線を借り受けることで、割安な価格で提供されている携帯サービスです。
月々の携帯電話にかかる費用を抑えられる一方で、通信やサービスの品質が少々落ちてしまうというデメリットもありますが、使い方の工夫や事業者の選択次第で解決が可能です。
コスト重視の方は月々1,000円前後の利用料金をうたう事業者を、価格と品質のバランスを重視される方は大手携帯電話会社が運営するサブブランドを、それぞれ選ぶといいでしょう。
自分の利用状況に合った格安SIMを選択して、楽しく快適な携帯ライフをお過ごしくださいね。
